基本情報
| タイトル | ナナ(第3版) |
| 原題タイトル | ナナ |
| メーカー | Mob+ |
| デザイナー | 宮野 華也 |
| アートワーク | 別府 さい |
| プレイ人数 | 2~5人 |
| 対象年齢 | 7歳~ |
| プレイ時間 | 15分~ |
| 発売年 | 2021年 |
| 適正スリーブ | ホビーベース アメリカンサイズ・ハード(92×60㎜) |
| 入手法 | Amazon・楽天・駿河屋など:〇(2024年現在) フリマアプリ:〇 |
| 販売価格 | 1,980円(定価1,980円)(2024年現在) |
どんなゲーム?
ジャンル:神経衰弱系カードゲーム
神経衰弱は2枚同じ数がそろったらゲットできますよね。ナナでは、3枚そろったらゲットできます。神経衰弱では、テーブルの上に伏せられたカードをめくります。ナナでは、テーブルの上に伏せられたカードだけでなく、自分の手札、他のプレイヤーの手札からも引くことができます。1つルールがあります。手札のカードは、いちばん小さな数か、いちばん大きな数しか出せません。
□□さんは、「○○さん、いちばん小さな数を出してください」と言いました。○○さんは、持っているなかで、いちばん小さな数である「2」を前に出しました。□□さんは、次に自信満々にテーブルのカードを1枚めくりました。すると「2」が出ました。次に□□さんは、「◆◆さん、いちばん小さな数を出してください」と言いました。◆◆さんは、持っているなかで、いちばん小さな数である「3」を出しました。はい、ハズレ。ぜんぶ元にもどします。実は、次のプレイヤーの★★さんは、手元に「2」を持っています。でも、「1」も持っているので、まだ出せません。さて、どうしましょうか。
ルール概要
【準備】
プレイヤー人数によって、使う数の範囲が違います。たとえば、3人プレイのときは、1~11を使います。それぞれ3枚ずつカードはあります。それを、各8枚ずつ配り手札とします。そして残りの9枚のカードは、テーブルに伏せておきます。2人プレイのときは、1~10を使い、10枚配り、10枚テーブルに伏せておきます。
【遊び方】
カードをオープンしていくのですが、以下の3つの選択肢があります。
①自分の手札はいちばん小さな数か、いちばん大きな数を出すことができます。
②他の人の手札は、いちばん小さな数か、いちばん大きな数を指定して出させることができます。
③テーブルの上のカードはめくることができます。
この①②③のどれかを1つずつやっていき、同じ数が3枚そろったら1組完成です!3組そろえるか、足すか引くかして7になる2組をそろえるか、777をそろえた人が勝者です。
自分の手札、誰かの手札、テーブルの上、3つの選択肢があるということと、いちばん小さい数・いちばん大きい数というシバリが、はじめての人にはややこしく感じるかもしれません。でも、いちど練習してみたら、すぐになれますよ。
2組そろった人たちが続出するなかで、それまで1組もそろえられなかった人が、777をそろえて勝利したときの盛りあがりといったらなかったです!
おもしろポイント
こんな推理が頭のなかをめぐることでしょう。

下の場面、もう1枚の1はどこにあると思いますか?

分かりましたか?のこり1枚はだれの手札にもないということ、テーブルの上のカードのどこかにあるということがわかるんですね。おまけに、2のありかが2枚わかってしまいました。
おすすめ度 82点/100点

| 盛りあがり: | 7 | おおぜいでやった方が盛りあがります。とくにそれまで1組も作れなかった人が、777で一発上がりした日には、「おお!」となるでしょう。2組で足し引き7でも完成というのも、逆転要素ありのおもしろい設定です |
| ドキドキ感: | 8 | 基本は神経衰弱。自分のめくったり出したカードが、他の人へのヒントになってしまいます。「2枚出て、残りの1枚を私が持っているのを他の誰も知らない、ふふふ。どうか取られずに、自分の番まで回ってきておくれ。・・・当てられたー!」というようなことが起きるでしょう |
| ルールのわかりやすさ: | 9 | 初回は、選択肢が自分の手札、他の人の手札、場に伏せられているカードの3種類あって少し戸惑うかもしれませんが、1回練習をしたら慣れます |
| またやろうねで終わる: | 7 | 急に決着がつくからなのか、集中したからか、その日は1回やれば、別のをしようとなることが多い気がします。そして、ときどき「今日はナナしよう」と引っ張り出す感じです。たまに会うメンバーで遊ぶときに、定番となるポテンシャルはあると思います |
| 運と実力のバランス: | 10 | 自分の手札はできるだけ明かさないとか、憶えているカードは後回しにして指定したり、めくったりするというような戦略まで考えてやっても、運の良い人に負けたりします。良いバランスです |
| その他(マイナス点など): | 絵柄が好みが別れるかもしれません。飾っておいてもいいくらいの、別府さいさんのかわいいイラストです。でも、「ごちゃごちゃしている。無骨なデザインの方が良い」という人もいました。ルールさえわかればトランプでも代用できますが… |
我が家の独自ルールの例
・「タッグ戦」
親子でタッグを組みます。子どもは記憶力が良いので、カード記憶係には最適です。強いです。ここを憶えておいてねと分担するのも良いでしょう。しかし、子どもは、後からでもいいのに、最初から自分側のカードを出したり、ニヤニヤ顔に出たり、これこれと指さして持っている「最小」「最大」のカードがバレて、相手に塩を送ることもあるかもしれません。それをハンデととらえたらちょうどよい塩梅になります。おとなはプレイ感の違いを楽しむ。こどもは、ボードゲームのスキルが高まる。これでいいのだ。
コメント
国産のボードゲームです。国産だとか外国産だとか、個人的にはどこでも良いのですが、国産だと話題になりやすいかもしれませんし、入手しやすかったりします。すると、ボードゲームのおもしろさを知ってもらう機会が増えるかもしれません。
だれでも知っている神経衰弱がベースになっています。数の順番がわかりさえすれば楽しめる。導入はしやすく、経験の差が出にくい。考えどころはちゃんとある。でも、運しだいのところもある。良いゲームだと思います。

なお、外国版で「TRIO」(販売メーカー:Cocktail Games)があります。ルールはそのままですが、カードの雰囲気がずいぶん違います。私は、どうしても骸骨の絵が苦手なので購入していません。アスドール・フランス年間ゲーム大賞という賞を取りました。それだけ評価に値するということですね!(2024年6月現在、Amazonで入手可能)

