基本情報
| タイトル | チーキーモンキー(新版 完全日本語版) |
| 原題タイトル | Cheeky Monkey |
| メーカー | アークライト |
| デザイナー | ライナー・クニツィア(Reiner Knizia) |
| アートワーク | ボブ・ハイメ(Bob Haime)他 |
| プレイ人数 | 2~6人 |
| 対象年齢 | 7歳~ |
| プレイ時間 | 15分~ |
| 発売年 | 2019年 |
| 入手法 | Amazon・楽天・駿河屋など:○(2024年現在) フリマアプリ:○ |
| 販売価格 | 2,830円(定価3,300円)(2024年現在) |
どんなゲーム?
ジャンル:セットコレクション、バースト系
袋の中にたくさんの動物チップが入っているよ。そこから1枚ずつ取りだすのです。何枚取りだしてもOK。ただし、同じ動物が出てしまうとアウト!袋に戻さないといけません。もう1ついく?ここでやめておく?
動物はぜんぶで8種類。動物ごとにいちばん多くのチップを持っている人が、その動物のポイントをゲットできるよ!ゾウは3枚しかなくて、3点。サルは10枚あって、10点。サルは他の人のチップと強制的に交換(チーキーモンキー)できるよ。

ボードゲームを始めて、クニツィアさんに出会わない人は居ないと思います。状況の変化と選択肢がいろいろ生まれるように計算された美しさがあります。ゲームバランスが良いので、そんなこと気にしなくてもおもしろいのです
ルール概要
【準備】
・チップをすべて袋に入れてよく混ぜます。
【遊び方】
・袋からなかを見ずに、チップを1枚取りだします。
・1枚で終わっても良いですし、もう1枚取りだしてもOK。同じ動物が出たらアウト(バースト)。そのときに取りだした動物たち(後述のカップルになった動物もふくめる)はすべて袋にもどさないといけません。同じ動物が出ないかぎり何枚でも取りだせますよ。

4枚目。まだセーフ。もう1枚やってみる!

バースト!やっちまったー!
・やめると決めたら、次のプレイヤーに袋をわたします。そのターンで得たチップ全部をタワーのように積み上げます。積む順番は自由です。それをこれまで獲得したチップの山の上に載せます。

・もしも、誰かのいちばん上のチップと同じ動物を引いたときには、その人の元にその動物たちは集まってきます(奪わなくても良いです。次のを引いたら、もう無効です)。

・サルが出たときには、以下の2つの選択肢があります。
①ほかの動物と同じように集めていく。
②「チーキーモンキー」と宣言し、他のプレイヤーのいちばん上の動物チップと交換する。

・もう一つのルールとして、同じ動物のみの状態で手番を終了する選択をしたときには、「安心した」ということで、チップの山の一番下に置くことができます。
・すべてのチップが袋からなくなったら終了です。
・動物ごとに数をくらべ、いちばん多い数のプレイヤーがその動物タイルをゲットすることができます。チップは1枚1点。タイルの得点を加えて合計点で順位が決まります
説明書にも書いてありますが、最初は「袋から1枚ずつ引く」のと、「バースト(同じのが出たらそのターンで引いたチップは袋にもどす)」のみのルールでやってみると良いかもしれません
おもしろポイント
・アクションは袋からチップを取りだすだけ。導入がかんたん!
・何が出てくるかわからない、ドキドキがある!
・チップはポーカーチップと同じ素材で、しっかりしている。そして、それを活かしたゲームのルールがある
・程良いギャンブル性があり、一方的な展開にならない
・運だけじゃない、考えようと思えば考えるポイントがいろいろある。たとえば、ゾウは3枚なので、2枚取れば3点が確定するなどと計算できます。他のプレイヤーとかぶらない動物にねらいを定めることもできるでしょう。チーキーモンキーしまくれば、サルは他のプレイヤーのものになってしまうなど

おすすめ度 86点/100点

| 盛りあがり: | 8 | バーストを嫌がって1枚ずつしか取らないと、確実に1枚ずつ増えていきますが、面白味に欠けます。それで、大差がついて負けても受け入れられると良いですが。くりかえして遊ぶと勘どころが分かってきて楽しくなりますよ。クニツィアさんの作品ですから。 |
| ドキドキ感: | 9 | いいチップがきたあとは、バーストしないかどうかドキドキしますよ。もちろん、そのまえにやめることもできます。 |
| ルールのわかりやすさ: | 8 | 最初は実際にチップをさわり、ちゃんとルールを把握してから始めると良いと思います。「集合」と「チーキーモンキー」のルールを外して、バーストだけのルールで遊ぶなら、3歳くらいの子どもでも遊べます(ルールブックには、トリとヘビを除く遊び方も紹介されています)。 |
| またやろうねで終わる: | 8 | 引き運にもよるところがあります。ある程度の頭脳があれば、引き運の悪さを制御することができるかもしれませんが、あまりにバーストがつづくと、小さい子どもは感情がバーストしてしまうかもしれません。「またやろうね」で終わるには、初戦では、子どもはチップが積みあがり、おとなはバーストしまくる展開で、練習をすると良いのではないでしょうか。 |
| 運と実力のバランス: | 10 | 動物ごとに違う数である、それが明示されている、動物ごとに最大数のプレイヤーになれば得点となる、得点の合計で勝敗が決まる、全員のチップが半分オープンであるなど計算できる部分と、実際の引きの運の部分が、よいジレンマをかもしだします。 |
| その他(マイナス点など): | ・動物の得点タイルと同じ、丸い紙の何枚かが説明書になっています。初め、説明書が見当たらない?!と当惑しました。バラバラになっていて、文字だけの説明です。具体例が載ってたら分かりやすいのになあ。 |
我が家の独自ルールの例
・「サルをどうするかだ」
→10点+サルの枚数のハンデを子どもに与えるくらいのつもりで
子どもがチーキーモンキーしたがるときには、こちらも子どもにチーキーモンキーをする。逆に、子どもがサルを集めているようなら、逆に子どもにチーキーモンキーする。そして、サルが子どもに集まるようにする。サルは3~10点のうちの10得点で高得点。10点+サルの枚数のハンデを与えて、その分、その他を本気で競う!
・「枚数賞、点数賞」
→賞を複数設ける
公式ルールは、タイルの点数+チップの枚数ですが、タイルの枚数と点数の2つの賞があれば、片方の賞は取れなかったけど、もう片方の賞は取れたという状況が作れる確率が上がります。勝ちと負けを一度に両方体験することを繰り返して、負けを受けいれ、ゲームは勝ったり負けたりするから楽しいんだということを知ってもらう作戦です。
・「ドラ」(追加ルール)
→最初にドラを決める、最後に裏ドラを決める
サイコロ2つを転がして、合計値の数の動物タイルの得点が2倍になるというルールです。たとえば、9の目が出たらヘビは9点→18点になります。みな目の色を変えてヘビを取りにいくことでしょう。2や11、12が出たら、サービスは付きません。裏ドラは、最下位の人がサイコロを転がす権利が生まれるというルールです。大味のゲームになりますが、ときには良いですよ。
コメント
▼袋からチップを1枚ずつ取りだすというアクション、チップは種類によって枚数が違うことが示されている、同じチップが出たらアウト。小さい子どもでも分かります。チャンスは何度もやってくるので、バーストして、せっかく手に入りそうだったチップを袋にもどさなくてはいけなくなっても大丈夫でしょう。
▼バースト系は、成功と失敗があります。最後まで一度もバーストしなければ全員が勝ちという協力ゲームは、バーストしないバースト系のゲームと言えるかもしれませんが、それはバースト系ゲームには属さないような気がします。
▼人生、うまくいったり、うまくいかなかったりするもの。予感を信じたり、ここで止めると決めたり、うまくいかなくても次と切り替える、一か八かドキドキを楽しむ、失敗してもあちゃーと笑うくらいの余裕をもつ。そして経験を糧に考える。ゲームから学べることがあると思います。
▼うちの子は日頃はcheeky[厚かましい、図々しい]なところもあるのですが、ビビりで石橋をたたいて渡るタイプのようなのです。何度かバーストを経験したあと、しばらくは1枚取ったら終わるという、絶対に確実な方法を取るようになりました。全員がそのプレースタイルだと、バーストしないバースト系ゲームの成立ですね。ゲームくらい大胆にいけばいいのに、減るとか、負けとか嫌なんでしょうね。でも、そのうち、それではチップの山がなかなか積みあがらないのを知って、2枚、3枚とチャレンジするようになりました。
▼このチーキーモンキー、新版とあります。過去には、絵柄が違ったり、自分でチップにシールを貼らないといけなかったりしたようですね。チップを入れるものは今は黒い布袋ですが、新版の前は、おサルのぬいぐるみが袋状になっていて、背中からチップを取り出すようになっていました。2024年現在、ごくたまにフリマサイトに出品されています。


