【ドーフロマンティック・ボードゲーム】さあ、6角形のタイルを配置して、みんなで美しい村を作りましょう。

8歳~・2人でも遊べる

基本情報

タイトルドーフロマンティック・ボードゲーム
原題タイトル Dorfromantik: Board Game
メーカーテンデイズゲームズ
デザイナーミヒャエル・パルム(Michael Palm)
アートワークポール・リーベ(Paul Riebe)
プレイ人数1~6人(もっと多人数でもできる)
対象年齢8歳~
プレイ時間30分~60分
発売年2022年
入手法Amazon・楽天・駿河屋など:○(2024年現在)
フリマアプリ:△
販売価格6,600円(定価6,600円)(2024年現在)
BGG Rating 7.7/10

どんなゲーム?

ジャンル:タイル配置パズル・協力ゲーム

森は広がり、川は豊かに水をたたえています。ところどころに集落があり、大きな倉庫も見えます。地形に沿って線路がめぐり、赤い汽車が走っています。森の緑と対照的な、あの黄金色は小麦畑です。おや、サーカス団がやってきているようですよ。さあ、6角形のタイルを配置して、みんなで美しい村を作りましょう。

2023年、ドイツ年間ゲーム大賞を受賞しました。その名に違わぬ面白さです!

ルール概要

【準備】

・ポイントチップを裏返して種類ごとに分けておきます

・「ふつうのタイル」を裏返してよく混ぜて、うち3枚取りのぞきます。「ふつうのタイル」に「特殊タイル」を混ぜて、そのタイルを3つの山にします

・「タスクタイル」を裏返してよく混ぜて、1つの山にします

【遊び方】

⭐︎話し合いはつねに自由にできます

・「タスクタイル」を1枚取り、フィールドに置き、その種類のポイントチップを上に置きます。ポイントは4、5、6のいずれかです。タスクは常に3枚ある状態にします。

・「タスクタイル」が3枚あるときには、「ふつうのタイル」を1枚取り、フィールドに置きます。

スタート: 常に①「タスクタイル」、②「タスクタイル」、③「タスクタイル」から始まります。3つタスクがある状況になったので、次からは「ふつうのタイル」を置きます

畑のタスクを達成→次は「タスクタイル」の山から1枚とります

・タイルはかならず、1辺は他のタイルと接していなくてはいけません。かならずしも同じ種類で接している必要はありませんが、川と線路はつながるようにしか置くことができません。

・タスクの種類を指定された数つなげることができるとポイントチップの点数が手に入ります。すると、新しい「タスクタイル」を置くことができます。指定された数以上になってしまうとポイントは手に入らず、除外されます。その場合も、新しい「タスクタイル」を置きます。

畑をつなぐことにしました。5つ繋がっているので、5が出れば即得点、6ならあと1枚で得点です。でも、4のチップが出たら、チップは没収です。

・旗のついたタイルがあります。旗の示すものを閉じた状態にできれば、タイルの枚数が得点となります。

・置けるタイルがなくなったらゲーム終了です。「森」「家」「畑」「線路」「川」それぞれ、そして特定の条件を達成した部分の得点計算をしましょう。

・定められた条件をクリアすることによって、初めは開けることのできなかった5つの小箱を順に開けることができるようになります。

・新しいタイルが加わったり、得点条件が増えたりします。得点が上がるにつれて、村の景色もゲーム展開も少しずつ変わっていきますよ!

おもしろポイント

・牧歌的な協力ゲーム

パネルの置き方の制約は、「川と線路はブツ切りにならないように置かないといけない」というものだけ。自由度が高いです。タスクは常に3つある状態にしますが、それがどうやっても達成できない状態さえ避ければ、致命的なミスは生まれません。でも、無目的にやっていると、得点に如実に表れるのがにくいところ。集中力はけっこう必要です!

例)どうにもならなくなった例(残りの2つのタスクを進めていくしかありません)

見事できたときの達成感がグッド

・あまりうまくいかなくても、得点から少しずつ進めることができる要素もあります。得点条件が増えていくけど、そのころにはそれを掌握できるほどに上達している実感があります。

シートに記入するのが思いのほか楽しいです

ソロプレイでも10人プレイでもやることは変わりません。作戦を立てて、目標を決めて、話し合いながら進める過程を楽しめるなら、すごく楽しいゲームです。試行錯誤のさきに、目標をクリアできて、箱から新しいタイルやミッションカードを取りだせたときのうれしいこと!

おすすめ度 94点/100点

盛りあがり:10・タスクを連続で達成した!川がつながった!2倍の得点になった!など、得点にむすびつくポイントがたくさんあり、ねらいどおりになったときの喜びをなんども共有できるのが、このゲームの醍醐味です!
ドキドキ感:8・すべてが理想通りにはいかんですよ。何をすてて何をねらうか決断にせまられるときがかならずあります。チップは4・5・6点の3種がありますが、一か八か、チップをめくるとき、「5出ろ…5出ろ…。5来た!」みたいなことがおきます。話し合ってリスクをとったときには、そこにだだようドキドキも共有できるはず。
インタラクション:9・相互性と分かち合いを楽しむパズルゲームです。あーだこーだが大事なのです。主体性や意見表明がこの町を豊かにし、だれかのこだわりが功を奏したり、他の人の考えを柔軟に受け入れると新しい展開を生むこともあります。
またやろうねで終わる:10・終わったあとは、ここをこうすればもっと良かった、惜しかった、が必ず出てきます。やることはややこしくないから、攻略のヒントが見えてくるのです。そして、ミッション達成し、新しいタイルが加わり、また新しいミッションが生まれるので、またやりたくなりますよ。
運と実力のバランス:10・やっていくうちに、勝ち筋が見えてくると思います。序盤ほど運が影響しますが、自由度が高いので、実力次第でどのようにでも展開できます。運要素があることで、毎回違う展開が生まれます。注意集中の維持が、めちゃ重要です。
ルールのわかりやすさ:★★☆☆☆
やさしい
・箱と同じくらいのサイズのルールブックが入っていて、ていねいに書いてあるので、遊び方がよく分からないとか、ルールを間違える心配はないと思います。得点方法がだんだんと追加されていくので、ゲームのはじめに、カードの文言を読み上げ皆で“たのしく”確認する時間を取ると良いと思います。
その他(マイナス点など):・話す内容に何も制限がない=一人が仕切ることだってできるのですが、それではいわゆる「奉行問題」が起きておもしろくありません。1人用ゲームとして、最高得点を追求する遊び方もありでしょう。

コメント

(コラム1)

▼2024年7月現在、我が家で歴代いちばん繰りかえし遊んでいるボードゲームです。20~30回は遊んだのではないでしょうか。初回はたったの74点。残ったタスクタイルの山に愕然としました。振り返りをして、対策を練ってからやってみたら、2回目は122点。そして、ミッション達成、箱オープン!「これ楽しい!」となった瞬間でした。

▼考え過ぎて、どれも中途半端になって70点というときもありました。攻略法が見えてくるころに、うまい具合に新しい得点要素が加わる。「森タスクあと1つだった。惜しい!」とか、「150点超せそう!」とか、もう少しでできる予感がする。得点計算がこれだけわくわくするゲームもあまりないかもしれません。そして見事ミッションを成し遂げたときには、自然にしたくなるハイタッチ!さすがドイツ年間ゲーム大賞受賞作です。

▼最初の頃は毎日やっていましたが、最近は週1くらいになりました。理由は5歳の子どもがちょっと飽きてきているからです。先を見越して組んでいくとか、タスク同士が干渉しないように工夫するとか、考えることが高度になってきているのもありますが、おとな二人が熱くなり過ぎて、温度やテンポに差が出ているからかもしれません。

▼「どっちのエリアを広げようか」とか、「こっちとこっち、どっちにしたらいいと思う?」とか意識的に確かめ合う。タイルを置く人は「どうがいいと思う?」ではなくて「こうしようと思うんだけどどうかねぇ?」と主体性を出す。置かない人はそれに対してなんらかのリアクションをする。子どもの意見は採用率を上げてそれをどう生かすかを考える。すると、まさに「チームで闘った!」という気分になります。最高得点は、230点まで上昇しました。

(コラム2)

▼最近、会社のチーム力を高めるための研修(チームビルディング)でボードゲームを活用しているところもあります。研修専用をうたう製品もあるようですが、ライトなエンタメ的共同体験にウエイトを置いた研修では、「カタン」「テレストレーション」「ジャスト・ワン」「パンデミック」など、市販のボードゲームをつかっているところもあります。「ドーフロマンティック」はやれることがふえていくことに楽しさがあるので、数回ではおもしろさは十分には感じないでしょうが、つかえそうですね。

▼コンセンサス(合意形成)のスキルは、世渡りにも役立ちそうです。「ドーフロマンティック」は、話す内容に制限がなにもない=一人が仕切ることだってできるのですが、それではいわゆる「奉行問題」が起こります。皆で遊ぶときはコンセンサス。一人で遊ぶときはコンセンサスる必要なし。一人用パズルゲームとして、存分に最高得点を追求するのも、また違った楽しさがあることでしょう。

▼「ドーフロマンティック」は、元々は、テレビゲームのソフトとして発売されました。その後、作られたボードゲームバージョンがこの「ドーフロマンティック・ボードゲーム」です。シリーズとして、2人対戦に特化したデュエル(BGG rating=7.1)があります。そして、日本では未発売ですが、2024年にSAKURAバージョンが発売されているそうです。眼前に日本の田園風景が広がります。私たちの原風景。これは欲しい!

出典:BoardGameGeek(BGG)

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